約束
今年もGWがやってきました。
小学生ソフトボール界では毎年、夏の全国大会出場をかけた宮崎県予選が行われる、選手たちが最も輝きを放つ時期です。
今年は残念ながらゴールデンではないかもしれません。
試合もありません。
もし、お時間をもて余しているなら
私の昔話に少し付き合ってください。
GWが来る度に思い出す試合があります。
以前のブログで、またの機会にご紹介する予定でした
https://afesbmz.hatenablog.com/entry/2019/03/15/195051
・怪物リョウガとの闘い
・脅威!江南BBの粘り
良い機会なのでご紹介します!
第1回目は
『怪物リョウガ(大塚フレンズ)との闘い』
この物語は、小さな世界で起こった大きな出来事です。
時は2017年。
我々ファイターズは初の全国大会出場を目標に掲げ、宮崎県大会に挑みました。
1回戦を勝ち上がり迎えた2回戦
ファイターズの前に立ちはだかったのは
100キロ右腕リョウガを擁する大塚フレンズ。
力でねじ伏せられます。
ファイターズは毎回のピンチを耐え凌ぐ。
ご覧の展開
最後はタイブレークで決着
9イニングの激闘でした。
試合後、フレンズの怪物リョウガキャプテンが私たちを追いかけて来ます。
男泣きしながら託してくれたのは、大塚フレンズのスローガン。
『絶対優勝してください』
悔しさを抑え、私たちに敬意を表してくれました。
あなたならできますか?
私には出来ないことだと思いました。
それを当時、小学6年生の少年が
真っ直ぐな気持ちで伝えてくれたのです。
見た目は高校生みたいなリョウガ
まったく、暑苦しいやつです。
そして、最高なやつです。
汗か涙かわからない落ちて来るものを拭いながら帰ったのを覚えています。
『男』同士の約束
負けるわけにはいかないんですよ
託された側は。
翌日、ファイターズベンチにはフレンズがいた
何度もピンチを乗り越え
優勝!
ここにもいた↓
なぜ優勝できたのかは、お伝えしなくても
わかって頂けるかと思います。
小学生ソフトボールの夏は
全国大会、西日本大会、九州大会
3大会あります。
全国、西日本大会は上記県大会で出場チームが決定。翌月に九州大会の県予選があります。
さあ、次は大塚フレンズの番だよ!
とばかりに渡したのがこれ
ファイターズのスローガンを託しました。
(怪物に直接)
フレンズのベンチにはファイターズがいた
大塚フレンズ、堂々の優勝。
九州大会出場を決めます。
勝ち負けだけを気にしていると
この様な関係は生まれません。
まだ続きます。
どうしても両チームの健闘を称えたいと
10月に交流会を開きます。
そこで両キャプテンが交わした約束が
『宮日の決勝で戦おう』
宮日とは、宮崎日日新聞社が主催する
その年の県No.1を決める大会。
県内ほぼ全てのチームが出場する大会。
そして、6年生にとっては集大成となる大会。
苦しみながら勝ち進み
会いました、決勝で。
有言実行。
当時の選手たちが
交わした約束を果たそうとする姿を
GWが来る度に思い出します。
勝ち負けの先にある大切なものを教えてくれた
怪物リョウガ(大塚フレンズ)との闘いでした。
~おわり~
次回は
『脅威!江南BBの粘り』
お楽しみに!